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裸嵯峨


「裸嵯峨」とは、人間の裸姿をとらえた嵯峨人形をいいます。また、「芥子」とは、芥子粒のように非常に小さい人形のことです。

宮廷で愛玩されていた「裸嵯峨」は、非常に小さく、鼓・鳥・春駒のほかに、烏帽子(えぼし)の紐を持ったものなどが多く、中には腹掛け姿のものも見られます。手足が非常に細く、直径は1〜2mmくらいで、幼児のふっくらした感じとは少し異なっています。目は釣り眼で細くなっていて、鼻筋が品よく通った顔立ちをしています。また、陽物をつけている姿のものもあり、全体に白い感じです。

「衣裳嵯峨」とは、裸嵯峨の着衣姿のものをいいます。金襴(きんらん)の衣裳を纏(まと)った「衣裳嵯峨」は、より高度な技術で、愛らしく出来ています。なかでも、宮廷で可愛がられたものは、全体に小振りに作られています。現在、これらの人形たちは、尼門跡寺院でも見ることが出来ます。

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